殻を破れないエンジニアの雑記

エンジニアの卵。ずっと卵。

1つ目の現場の話

こんばんは。くろのです。

日々のネタをまとめるのが案外得意ではないなという気づきました。
そして、文才が無さ過ぎて困ってしまっている始末です。
・・・そんなことを言ってしまうとブログが終わってしまいますね。

さて、今日は僕がこの業界に降り立った最初の現場の話です。
少しずつ転職エントリと紐づけて行きたいと思います。

はじめに


最早はじめにというよりはINDEX化してますね。。。

  • 現場情報
  • 使用製品
  • 仕事内容
  • 退場のきっかけ
  • その他

現場情報


業種:とある大手の運輸業
期間:2008年5月~11月まで
役割:JSOXに伴う監査証跡の整備(詳細は以下にて)
ポジション:3次請けメンバー
チーム:リーダー1名、メンバー5名

使用製品


以下はいずれも触ってません。
- OS:Windows Server2k~2k3 , RHEL4~5.1 , AIX5 , OS400 , z/OS
- DB:DB2 , SQLServer , Oracle
- 他M/W:色々あったと思うけど担当してないので不明

以下触れたもの
- 言語:Excel VBA , Ksh , bash , Bat
- グループウェアLotus Notes

仕事内容


IDの管理方法についての検討がメインでした。
検討結果は以下の通り。

  • 退職した社員のIDが残っていないか。
  • 一定期間パスワードが変更されているか。
  • 存在しているIDがそもそも業務上妥当かどうか。
  • そもそも個人IDは全て在職社員のものかどうか。
  • 特権の割り当てが妥当かどうか。

これらを一定のルールに沿って、データ取得 → 確認 → 承認 → データ出力 という流れ自体をエビデンスとしていました。
この辺りのルールを決めたのはリーダーと元請け社員の方々で、それを実働レベルに落として考えるのが僕らの仕事。
まず、データ取得部分ですが次のように実装しました。
当時知識がまるで無かったので物凄く苦戦…。

  • Windows系: net user コマンドの実行。ユーザーID数でループして、net user "USERID"を実行して取得。ドメインアカウントは対象外。
  • RHEL系:/etc/passwd , /etc/shadow , /etc/group を取得。
  • AIX:/etc/passwd , /etc/shadow , /etc/group を取得。
  • z/OS:不明。有識者に必要な情報を取得してもらってました。
  • OS400:不明。必要な情報を有識者に取得してもらってました。

上記取得したデータをVBAを使って共通フォーマットに落とし込みます。

共通フォーマットに落とし込んだ後は、社員名簿と突き合わせて退職の可能性があるユーザーをリストアップする機能を付与しました。
これにより管理者が全て見る必要をなくしました。

この情報を管理者が確認して、各IDに対しての各妥当性を確認の上、リストの承認欄にチェックつけてもらうことで承認とします。
その結果を、証跡用に変換する機能もVBAで実装しました。

これらの仕事がメインでしたが、それとは別に各運用担当者にこれらのルールの啓蒙活動も毎月やってました。

説明会という形でプレゼン。

人生初プレゼンは50人の目の前で「本日はお忙しい中お集まりくださりありがとうございました!」と、言ったあと頭が真っ白になって2,3分全く喋れなくなったのはいい思い出です。

結局ツール化できた事で、ツールの運用手順書を仕上げつつ平行して引継ぎが出来たので、引継ぎ自体もそれほど苦ではありませんでした。

退場のきっかけ


お客様の内製化がきっかけです。
それ以上の何物でもありません。
会社もこのタイミングで変わったので丁度良かったです。

その他


業界経験0の自分が何故かリーダーのコントロールの元、他メンバーの取りまとめとかやってました。

VBAは自社研修時に必死にやってきたのと、実業務が始まるまで現場で半月程あったので、気合い入れて勉強しました。

参画当時こそ他メンバーからは「話しかけないでもらっていい?」とか「俺らで決めるから」とか言われてましたが、リーダーが着任した後は何故か立場が逆転しました。

お客様はとても良い方々で、癖のある人はいなかったと思います。

ただ、コーディングとかやったことなかったので、残業が酷くかさみました。

そして、初心者故に、Main関数に全ての処理を突っ込むというやり方をしてました。
今思うと本当に怖い・・・

こちらは退場1ヶ月前に機能ごとに分離した上で引き継ぎました。


思えばサーバーに触る事なく、運用担当者に頭を下げながらどのファイルをとれば良いのか?という事もしてました。
今ならもう少しうまくやれると思うのですが、やりたいかと聞かれると話は別ですね…。

しかし、ここでのプレゼン経験が後の僕のエンジニア人生で大いに役に立つ事になるとはこの時露程にも思いませんでした。

こういう泥臭い現場もあるのだよと知って頂ければ何よりです。質問等があればコメント欄にお気軽にお願いします。

ではまた!