殻を破れないエンジニアの雑記

エンジニアの卵。ずっと卵。

5つ目の現場の話

こんばんは。くろのです。

日曜も終わり、今日から週明けですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、本格的にネタが尽きてきました。

世の中のブロガーの皆さまの引き出しの多さには脱帽です。

と言うわけで最後の現場ネタを書き綴っていこうと思います。

これは直近までお世話になっていた現場のお話になります。


はじめに


This is INDEX :)

  • 現場情報
  • 使用製品
  • 仕事内容
  • 退場のきっかけ
  • その他

現場情報


業種:とある大手の飲料系
期間:2018年5月~2019月1月まで(8ヶ月)。
役割:VMWareを使った基盤の業務全般
ポジション:仮想基盤チームメンバー
チーム:10名

ちょっと複雑ですが、原則メンバーとして立ち振る舞っていました。

場合により構築メンバー全員の管理をするリーダーにもなったりして、PMやPLとのカウンターパートになったりもしてました。

自社内での立場は3名プロジェクトのプロジェクトリーダー。

使用製品


  • OS:RHEL7.4 , Windows Server2016 , VMWare vsphere6.5
  • DB:DB2 v8 , Oracle 11g , MSSQLServer2k16
  • 他M/W:Service Guard for Linux 12 ,
  • 言語:なし
  • グループウェア:なし
  • その他:HPE Proriant DL380 Gen10 , HPE StoreServ 3Par 8000シリーズ , SN6600B

仕事内容


商流は、ユーザー会社→大手SIer→自社 の2次請け。単金は初めての3桁大台。

プロジェクト参画時はベンダーに依頼する設計書の作成からセグメントの設計から通信要件の設計、データセンター内のラックの構成図からケーブル結線図まで幅広くやらせて頂きました。

ラッキング完了後は仮想基盤構築という事で、ESXiのインストールから、各種試験まで全て対応しました。

めちゃくちゃ楽しかったです。

プロジェクト参画時の顔合わせの際は、若手と職人の間を繋ぐブリッジエンジニアとしての動きを期待してます。

との事でしたが、この年の新人4名からは師事されていたし、2年目メンバーも内輪の送別会には無理やり参加してくれたので本当にいい現場でした。

ある程度働きが認められると、老朽化対応のデータ移行方針を詰めるためのPoC環境構築プロジェクトのリーダーをやらせてもらいました。

実機もベンダーさんから貸してもらい、メンバーとスケジュール引いて役割分担して何とかこなせました。

自分のスキル不足が響いて進捗に遅れが出そうになったのは、仕方ないので残業でカバーしました。。。

ただ、結局の処H/WもM/Wもベンダーさん製品で統一していたものの、期待していた機能をサポートしていないという事がわかり頓挫。

事前QAでサポートについては確認したものの、後出しされてちょっと残念な結果でした。

案件の終盤は後回しにしていた基本設計書の作成です。

素案と目次は出来ていたので、これをPMRvを通し、完成させプロジェクトを離れることになりました。

あまりこれまでかかわってこなかった、ネットワークTmとの細かい調整や、ストレージTmとのファブリックやゾーニングの知見も得られて8ヶ月間で経験値は飛躍的に伸びたと思います。

退場のきっかけ


元請けからの撤退要請により。

厳密に言えば、大型案件のための人集めをしていたところ、1年以上後ろ倒しになってしまった関係でお財布が厳しくなったとの事。

その為、各社別案件にドナドナされるか、撤退要請を受けるかの2択を迫られました。

くろのの会社はお客様的にあまり好まれていない様で、営業同席での年末のご挨拶で秒殺されました。

打ち合わせの時間も本当に5分未満だった気が…。

その後、大企業ならではの裏工作を持ち掛けられたのですがそれはまた退職エントリで触れたいと思います。

こうして、メンバーの引継ぎもコントロールしつつ、どうせ見もしないけど工程管理表も提出して無事退場しました。

その他


ここでもありがたい事に元請けのPMさんからは是非とも次の会社でも、将来でもパスさえあれば一緒に仕事がしたいと仰って頂けました。

僕自身特別な事をしているつもりはないのですが、本当にありがたい事です。

ここでも名刺を頂いてしまいました。

とても良い現場で、年上は全ての年下メンバーのメンター的な役割を担っています。

また、なるべく疑問を持たせ、考えさせることで設計力も含めた技術を身に着けることができます。

そういった押し付けの無い自然とした教育環境から若手は先輩メンバーの手を煩わせてはいけない!という気持ちが働き、率先して雑務をやってくれます。

いずれも強制力はないし、進んでやっています。

僕はここに一つのプロジェクトの完成形を見た気がします。

因みに元請けさん配下には10社程のメンバーが参画していましたが、会社間のわだかまりもなく、皆平和でした。

くろの属する仮想基盤Tmは皆それ以上に和気藹々としており、試験の合間単純作業で飽きると皆でソフトクリームを巻きに行ったり、もぐもぐタイムなんてものも導入してました。

ただ、僕や、基盤TmのPL(僕より1か月早い)が参画する前まではとてもギスギスしていたんだとか。

信じられない…。

高水準の成果は求められるものの、何はともあれとても楽しい現場でした。


読了ありがとうございます。

本当にこんな現場が!と、自分でもびっくりするようなプロジェクトでした。

手を上げれば何でもできるし、若手に教えることで自分も成長できる素敵な現場です。

送別会では1年目の子に泣かれました…。

そんな現場ですが、肌に合わない人は1,2ヶ月で居なくなります。

僕と一緒に参画した自社の人間は5月に参画し、6月に居なくなりました。

それぐらい向き不向きはありました。

とは言えどの現場もお金が絡む以上はプロの仕事をしないといけないですね。

では、また次のエントリでお会いしましょう。